固定資産税の通知を見て、これからこの物件をどうしようかと悩まれている方も多いかと思います。
どんな手立てがあるのか、まずはその選択肢を知ることも重要です。
時間が経過するほど物件の状態も劣化し、また所有者の記憶も曖昧になってわからなくなることや、相続者が増えて権利関係が複雑になってしまうこともあります。
所有している物件の今後、ぜひ今から考えて、相談など行動してみましょう。
所有者の状況ごとの選択肢紹介
- 使えそうな状態の空き家、店舗、宅地だ
- 所有物件に破損があって使えそうに思えない
- 相続することになった
- 宅地を寄付できないか・・・
- 農地などはどうしたら・・・
【広報特集】考えませんか、家の未来
広報あさひまち 2024年2月発行の令和5年度2月号に空き家特集が組まれました!
漫画とイラストを活用して、空き家の現状や制度の紹介、空き家等バンクでマッチングした方々のインタビューなどをご紹介しています。
(以下、画像を選択するとPDFファイルにリンクします)
空き家等バンクに登録する
登録までのおおまかな流れ
- 空き家等バンク事業者に連絡
- 物件の状態などをお聞きします
(この時点で登録申込書、添付書類をお送りいただくと確認がスムーズです) - 現地(建物内・外、敷地境界、周辺状況)を確認・ヒアリング
- 登録申し込み
- 朝日町役場から登録決定通知到着
- 空き家等バンクウェブサイトなどに掲載
所有者、または所有者に委任された方から登録申し込みをお受けしております。
※所有者が複数人の場合は、申請者以外の方の同意書も頂戴します。
※所有者が登記等できない状態の場合は、希望者にお引き合わせしてもその後の契約が困難なためお断りする場合があります。
登録〜契約のおおまかな流れ
- 空き家等バンクのウェブサイト等をご覧になった利用希望者から内覧希望の申し込み
- 所有者様に物件内覧スケジュールの確認
- 内覧日に物件にて希望者とお引き合わせ
- 交渉・契約の申し出があった際には連絡先の交換
- (必要に応じてウェブサイトの掲載を一時停止、あるいは交渉中の表示を出します)
- (必要に応じて)宅建協会から不動産事業者の紹介
- 希望者の次回来訪時に区長さんとお引き合わせ(区の行事、区費の説明)
- 契約書作成
- 契約日が決まった場合はお知らせください。ウェブサイト等の掲載を停止します。
- 登記手続き
- お引き渡し
- 契約も締結しお引き渡しが完了しましたらお知らせください。
※内覧や交渉には、利用者登録された方のみをお引き合わせしております。
※仲介業務、交渉の仲立は、弊社および朝日町役場ではいたしておりません。直接の交渉や不動産事業者などを介しての契約をおこなっていただいております。
登録するメリットは?
- 空き家等バンクに登録物件のみ利用できる補助制度
- 登録・ウェブ掲載・希望者との調整無料(提出書類の取得や送付にかかる費用は自己負担)
- 不動産事業者への掲載をされている方も登録可能で、情報発信の窓口が増える
- 不動産事業者をご存知ない場合は、宅建協会寒河江支部から紹介可能
解体する
空き家の管理を取り巻く法律などは厳しくなってきております。
倒壊などの恐れがある「特定空家」に加え、窓や壁などが破損しており放置が続くと特定空家となる可能性がある「管理不全空家」という区分が2023年12月にできました。
通常、居住用の敷地として利用されている土地(住宅用地) は税負担が軽減されます。
しかし、上記に挙げるような管理が不十分な空き家の敷地にはその特例が適用されない場合があります。
税負担ばかりの話でなく、たとえば倒壊によって通行人等へ危害を加えたり、不法侵入などによる治安の悪化、野生動物の住処になって近隣への迷惑などにより、所有者等に損害賠償の責任が発生するリスクも考えられます。
使うことができなくなり管理もままならなくなった建物は、解体・除去することが望ましいです。
朝日町では解体に関わる補助金もございます。
「朝日町空家除去支援事業補助金」
空き家になった住居を解体撤去する工事を、解体業者と請負契約した場合経費の一部を補助します。
【 補助率 】
工事費用の2分の1
(上限額 50 万円。町内建設業者と請負契約した場合は 75 万円)
※家屋や対象者、工事内容など、対象範囲が定められています。
詳しくは山形県朝日町ホームページ内「朝日町空家除去支援事業補助金」をご覧の上、役場窓口にご相談ください。